GIN
ジンとは、穀物類を蒸留してできたアルコールに、フレーバー成分を抽出するためジュニパーベリーを主とするボタニカル(草根木皮)で香りづけした蒸留酒です。ベースとなるアルコールは穀物が主ですが最近では、あえて米(日本)や葡萄(フランス)などを使い、原材料の持ち味を生かしたジンもあります。
ジンの原型となった「ジュネヴァ」はオランダ、ベルギーで生まれました。薬用酒として世に出たこのお酒は、ジュニパーベリーの爽やかな香りがウケて、その後イギリス、アメリカ、世界へと浸透していきました。現在、日本でも大手メーカーだけでなく各地で特色あるクラフトジンが造られています。
ドライジンDry Gin / 現在主流のジン。純度が高く、ジュニパー・ベリーや柑橘系の爽やかな香味が特長的で、カクテルのベースとして世界中で親しまれている。ラベル表示はドライジンだが甘口なものもあります。
ジュネヴァ Jenever / 連続式蒸留は行わず、最初の蒸留もボタニカルを加えた再蒸溜も単式蒸留器で行う。これにより、ほのかに甘く香味が濃厚で、麦芽の香りが残る。ストレートや特に凍らせて飲むと旨い。
シュタインヘーガー Steinhager / シュタインハーゲン村で生まれたことに由来する。発酵させたジュニパーベリーを単式蒸溜してから、グレーンスピリッツを加え単式再蒸溜する。日本酒やワインに近く、柔らかく滑らか。ストレートや特に凍らせて飲むと美味しい。
●本場のテイスティング法→グラスに約30㎖入れ、まずは半分をストレートで香り、味、のどごし、鼻に抜ける香を確かめ、次に残りのジンに同量の水を加え、香り、まろやかな味を楽しむ。
●ドライベルモットを加えロックで、又は冷凍庫で冷やし、飲みたい時に!
●トニックウォーター、ジンジャエール、ライム、炭酸などにレモンを加えても・・・・美味しい!
●カクテルにも