公式格付 第二級の赤

フランス、ボルドー地方サン・ジュリアン村産。

ここは、1820年にラス・カーズの畑の一部をバルトン家が買ったもの。

3つのレオヴィルの中で他の2つがあまりにも輝かしいので損をしている。伝統的な造りのワインは熟成させると、生来の芳醇に優美な円熟味が加わる。80年代に入って改良は目覚ましい。

使用品種

カベルネ・ソーヴィニョン７０％

メルロー１５％

プチヴェルドー８％

カベルネ・フラン７％

男性的な骨格のしっかりした赤

コート・デュ・ローヌ地方コート・ロティ地区。

造手のシャプティエ社はタン・レミタージュにあるネゴシアンでローヌでも屈指の酒造業者。かなりの量のコート・ロティも造っているが品質にばらつきが無く、けじめのついたワインを出す。

ラ・モルドレは1990年より生産されたキュヴェでコート・ロティとコート・ブロンドの境界線上に位置する畑に植えられたブドウから造られます。

口当たりは滑らかでフルボディ。アルコールも強く酸とタンニンのバランスが実に良い。

南仏生まれのワインにはあまりない優雅さをそなえた銘酒。

使用品種：シラー100％

造り手 ロベール・アンポー

ブルゴーニュ地方ポマールの赤。

ロベール・アンポーはムルソー村の老舗ドメーヌ。出荷するワインはすべて古酒。

ゆっくりと熟成が進むクラシックスタイルのワイン造りを行い、瓶詰後に何年もカーヴで熟成を重ね、飲み頃になったものを蔵出しリリース。タンニン豊かで、しっかりとした骨格のクラシカルなスタイル。

旨みを感じる古酒の熟成感が楽しめます。

品種

ピノノワール１００％

イタリアワインの王様

ピエモンテ州クーネオ県のイタリアを代表する伝統的な赤。ジュリアス・シーザーがバローロを大量にローマに持ち帰ったといういわれがある。

タンニンが強く、酸味があるのが特徴。口に含んだ時のアタックは一瞬柔らかいが段々パワーのあるタンニンが出てくる。つまり何十年もの熟成に耐えるワインなのである。若いうちはタンニンが強く本来の魅力が発揮されない。熟成香が出てくる古酒が美味しい。

生産者のアキレ・ボローリは、今、目が離せない、イタリアの注目すべき生産者で価格、品質共に上昇しています。

ぶどう品種：ネッビオーロ100％

グラーヴ地区の赤の最高のひとつ。

ボルドー地方グラーヴ（レオニャン村）地区の赤。グラーヴ地区の格付けにおいて、わずか16シャトーしかない偉大な格付けシャトーの1つです。全体の15％のブドウ樹が樹齢約100年という稀少な古樹で、そこから収穫されたブドウをさらに最新機器を使って選果。また瓶詰の際も濾過処理を行わないことで、ブドウの旨味が溶け込んだ奥深い味わいをお愉しみいただけます。

パーカーポイント92点

品種

カベルネソーヴィニヨン６５％

メルロー      ２５％

カベルネフラン １０％

あのシャトーマルゴーの隣にある蔵

ボルドー地方マルゴー村。

2003年にはブルジョワ・シューペリュール級に格上げされた蔵で、シャトー・マルゴーの畑の隣(西側と地続き)に位置する。

ワイン評論家のヒュー・ジョンソン氏は「小規模だが立地条件が良く、上質なマルゴー」と大絶賛！

フレンチオーク樽12ヶ月熟成(新樽比率25％)で造られるカベルネ・ソーヴィニヨンの比率が高いのが特徴のフルボディ辛口赤ワイン。

 品種

カベルネ・ソーウ゛ィニヨン ７０％

メルロー       ２５％

プティ・ヴェルドー ５％

格付け4級に値する、お値打ちワイン

ボルドー地方ムーリス村。

ムーリ地区で最も秀逸なワインを造るシャトーの1つ。

著名なワイン評論家ロバート・パーカー氏は、「メドック格付け第四級に値する」、「最良のお値打ちワインの代表的存在」と絶賛しています。実際、1875年に設立されたため、1855年のボルドー・メドック格付けには参加していないのですが、参加していたならば必ずや格付けに入っていたであろうと言われています。地区は、砂利質の小丘や粘土質の多い土壌があり、柔らかなタンニンを持つ、丸みのあるワインが造られます。その後50%の新樽で、残りは著名な格付けシャトーから購入した2年樽で18～20ヵ月間熟成。シャトーには巨大な熟成セラーが2部屋あり、1年目、2年目熟成に分けられた、計3,500ものオーク樽の中でワインは眠っているそうです。

ぶどう品種：カベルネ・ソーヴィニヨン

カベルネ・フラン１５％

プティーヴェルド５％

教皇の新邸と言う名のワイン

シャトーヌフ・デュ・パプは、ローヌ渓谷南部のオランジェとアヴィニョンの間にある歴史ある村で、13種類のぶどうを混ぜて造ることが出来るワイン。造り手により使われる葡萄が違うから、同じ名でも違った味わいになる。

造り手のドメーヌ・トリンティニャンは良いワインだが個人の顧客販売が中心なので、あまり市場に出ない。

深みのある美しいガーネットで、よく熟した赤い果実のアロマ。タンニンはこなれており、プラムのフレーバー。複雑でリッチ、ボリュームの大きな味わい。

ヴィンテージは赤いリボンの上に押し印されていて、お洒落なエチケットになっている。

ぶどう品種：グルナッシュ７０％

シラー１５％

サンソー１０％

ムールヴェードル５％

故人サッカリーの素晴らしい作品！

カリフォルニア州、ソノマコーストの南に位置するマリンカウンティ。数百年前の醸造文献を学者達と共に解し18,19世紀のワイン造りについて語りだしたら止まらない故サッカリー。そんな彼の造りは非常に原始的でセラーに空調設備はなく、天井にはツバメが巣を作り、親鳥が出入りし易いよう扉は少し空けられていた。一般的なワインメーカーが見たら仰天しそうな100年前の環境。

サッカリーの名を、熱狂的なファンのみならず、世界に知らしめた最高品質のシラー種の赤。凝縮感、複雑性、皮や様々なスパイスの香り豊で上品なタンニン。味わいの深淵に心躍るワイン。ワインアドヴォケイト誌において02年が96～100点獲得しています。

残された数に限りがあります。噛むように味あわなければなりません。

ぶどう品種：シラー100％

造り手　ロベール・アンポー

ブルゴーニュ地方ボーヌ村の1級畑の赤。

ロベール・アンポーはムルソー村の老舗ドメーヌ。出荷するワインはすべて古酒。

ゆっくりと熟成が進むクラシックスタイルのワイン造りを行い、瓶詰後に何年もカーヴで熟成を重ね、飲み頃になったものを蔵出しリリース。タンニン豊かで、しっかりとした骨格のクラシカルなスタイル。旨みを感じる古酒の熟成感が楽しめます。

 クロ デュ ロワとは「石垣に囲まれた王の畑」の意だそうです。この村の1級畑の中でも、とりわけ濃密で肉感的と評されています。　ぶどう品種：ピノノワール100％

ポムロールの注目の新ワイナリー

ボルドー地方ポムロール地区。

この地区はボルドーでは異色。面積も狭く生産量も少ない。面積はサン・ジュリアン村と同じぐらいである。

ここに新しいワイナリーが登場して面白くなっている。ル・ムーランは初ヴィンテージが1997年で樹齢は35～40年、醸造コンサルタントは、あの有名なミッシェル・ロラン。

出来上がるワインは、一言でいうと飲みやすい感じで、このムーランはメルロー独特の重い甘さがあまり感じられず、とてもエレガントで洗練された綺麗なタンニンが広がります。そして負けないくらい強い香りを楽しむことも出来るワインと評価されています。

ぶどう品種：メルロー８０％

カベルネ・フラン２０％

新樽比率１００％

有機農法・収穫抑制

フランス、ボルドー地方マルゴー村。

マルゴーにはマルキ（侯爵）がつくシャトーが3つあるがここだけが格付け外。マルゴーとしては最北西端でかなり内陸側にあり、畑はスーサン村が中心。有機農法・収穫抑制でフィネスをそなえたワインを造り出している。

創設者マルキ・ダリグル伯爵は、大量生産するボルドーの傾向に反して、常に少量生産に留めた。それらの数少ないワインは、彼のプライベートセラーや少数の幸運な友人に提供されたそうです。

品種

カベルネソーヴィニヨン３０％

メルロー３５％

カベルネフラン２０％

プティ・ヴェルドー１５％

ニコレッロ社は1900年初頭、イタリア、ピエモンテ州のランゲとロエロの丘陵に設立。

先祖代々ブドウ農家だったそうです。

 オーク樽(5,200L、ハンガリー産、古樽)48カ月/ステンレスタンク約30カ月/その後瓶熟成。

 良年の貴重な古酒。ルビーレッドでオレンジがかったエッジ。ドライチェリーの香りやスパイスの印象も感じられます。洗練されたタンニンがあり、長い余韻とともに染み渡る味わいです。

ぶどう品種：ネッビオーロ100％

古木のタナ種から造った重厚な赤

南西地方マディラン地区。

ここは、古くからあるブドウ栽培地のひとつですが、以前は知名度の高いボルドーの影に隠れ、長い間その真価は正当に評価されていませんでした。

造り手のアラン ブリュモン氏は、マディランワインの復活に賭け、自分の所有するモンテュスとブースカッセの2つの畑には、マディランの土着品種であるタナを植え、色の深い濃厚な味わいのワイン造りに取り組みました。彼の情熱は実を結び、1997年にはナポレオン1世により制定されたフランス最高の勲章である“レジョン ドヌール”を授与されています。

ぶどう品種：タナ100％

マグナム瓶（1500ｍｌ）の魅力はドンとした見栄えの他、通常のボトルに比べ温度の変化や酸化の影響が少なく、ゆっくりと熟成が進む為、長期熟成が可能です。

この赤は、ボルドー地方のワインでブドウは減農薬栽培、収穫は全て手作業、26度以下に温度管理されたタンクで定温発酵させフレンチオークで熟成されています（50％新樽）。色調はディープガーネット、カシスやブラックチェリーのような黒果実の香り、第三のアロマとしてクローブ、いちじく、調理されたプラムのニュアンスも。余韻は長くタンニンも酸味も穏やかでミディアム～フルボディ。赤身のお肉との相性は抜群です。

ぶどう品種：メルロー75％　カベルネソーヴィニヨン25％